今春実施された、グローバルスポーツブランドのPUMAとスニーカーショップatmosによる 「#itsmyCELL」デザインコンテスト。 応募総数750人以上の中から、小島奉文(atmos Director)、 市川穣嗣(PUMA JAPAN Head of Creative & Design) の両名が選定した最優秀作品がついに、 atmoscon vol.7で販売決定!!さらにPUMAブースの情報もご紹介! atmos公式サイト特設ページでは2週にわたって、 5つの優秀作品を発表していきます。
↓優秀作品を見る↓
果たして1位のデザインは?
9/27の更新をお楽しみに!
atmoscon vol.7ではプーマブースにて カスタムデザインワークショップを開催いたします! 是非ご来場ください!
*体験は先着順となります。 体験ご希望の方へ、PUMAブースにて整理券を配布いたします。 定員になり次第、締め切らせていただきますので、お早めにご来場ください。
CELL ENDURA MUGEN
atmoscon vol.7にて限定販売!
優勝者コメント
(#itsmycell デザインコンテスト優勝:長谷川恭央さん)
CELL ENDURAのシルエットを初めて見た時、まず頭に思い浮かんだのが、レーシングバイク、レーシングカー、
無限(株M-TEC)、HONDA、アキラ、F1、インディ500、Moto GPといった、モータースポーツでした。
プーマストアでは、モータースポーツの外国メーカーとのコラボレーション商品を見かけますが、
日本製自動車メーカーとのコラボーレーションもいつか実現して、世界各国のプーマストアで
取り扱うことができるようになること、そしてそれが、日本の製造工業の発展へと繋がることへの願いを込めて、
デザインを組み立てました。このCELL ENDURAのデザインを通して、
プーマジャパンの未来と、CELLの可能性を想像してほしいです。
レーシングカーやバイクには、ボディペイントに、各スポンサーのデカールがよく貼られています。
このデカールからインスピレーションを得て、デザイン全体の肝になるトゥ(つま先部分)から、
アッパー(甲全体)にかけて施しました。単に短径のデカールを施すだけではなく、
CELLテクノロジーが六角形の細胞が密集して構造されているように、テキストも密集させて表現しようと考えました。
プログラムで計算されたアルゴリズムで、ランダム配置されたかのようなタイポグラフィーでデザインしました。
素材は、レーシングカー、バイクの想像を引きかきたてるような、レザー、スエード、キルティング、
メッシュを使用し、特にヒールカウンター部分にはキルティング素材を使うことによって、
バイクや車のシート部分を想像できるようなデザインにしました。
カラーは、無限チームのレーシングカー、バイクの色味からインスピレーションを得て、
黒と赤ベースに、白と金をアクセントにしています。アウトソールには、2020年の東京の街を、
このCELL ENDURAが駆け抜けていく事を想像し、アニメーション手法であるモーションブラーのように
黒から赤にかけてのグラデーションを施しました。モータースポーツのインスピレーションに加え、
漫画カルチャーや未来的な想像をシューズ全体のカラーリングに落とし込んでいます。
プーマが、数あるアーカイブの中から復刻させた、CELL。現代の新しいモデルにも
応用できるクッショニング構造、無限の可能性をもたらすテクノロジーと、
無限の可能性をもつ未来を疾走していくようなシューズとして、
「CELL ENDURA MUGEN」と名付けました。
CELLに関して
六角形を構成するCELLの壁の厚みや硬度を部位によって変え、CELLが潰れ元の形状に
戻ることでクッション性と反発性を生み出すシステムです。機能を継承しつつ、最新の素材と
生産技術により革新を遂げ、現代人の足をサポートしくれます。実際、長く履いても
足は疲れにくく、耐久性も高い。20年前のものとは思えない技術を実感できます。
1989年の、C.A.T.Sシステム登場以来 C.A.T.S > TRINOMIC > CELLへと進化していき、
PCでのデータ解析により、効果的なCELL素材の壁の厚さや高さ、硬度を割り出し、部位ごとに
最適なCELLを配置することで、快適な履き心地を実現しました。2019年型の
LQD CELLも開発され、CELL TECHNOLOGYの幅が広がってきたと思います。
今後どんな進化を遂げていくのかが楽しみです。
PUMA CELLはプーマが長く使用してきたミッドソール テクノロジーであり、
幾度もアップデートしてきたシステムです。なぜ数あるアーカイブの中から、このCELLを
復活させたのかが良くわかります。
名前:長谷川 恭央(Hasegawa Yasuo)
◆紹介文
大学卒業後、スポーツブランドへの就職を目指しアメリカへ留学。現地でアプリケーションを開発していたデザイナーに影響を受け、
帰国後は広告制作会社にデベロッパーとして入社。現在はフリーランスのプログラマーとして活動し、
ARアプリ、イベント系のアプリ開発を行っている。中学生の頃からスニーカーの世界にのめり込み、
現在は仕事の傍、独学でスニーカーのデザインを勉強中。
◆スニーカーとの関わり合い
初めてスニーカーの世界にのめり込んだのは中学生の頃で、高校時代にかけて同級生などからたくさんのスニーカーを教えてもらい、
見せてもらいながら深みにはまっていきました。この当時、PUMAからプロスケーターのシグネチャーモデルを
出していたこともあり、スケートもしないのに、Kien Lieuや、Alan Petersenなどのモデルにはまっていました。
2014年に発売された、あるスニーカーの限定モデルを運よく購入でき、再びスニーカーのデザインの魅力に目覚め、
スニーカーのデザインを見ながら、その背景を知ることで、インスピレーションを受け、今の仕事の活力にしています。
◆現在の、PUMA製品と、生活の関わり合い
週末のトレーニングとして行っている、フリースタイルサッカーの練習で、アーカイブ ライトを、3,4年前から愛用しています。
クライドやスウェードのアウトソールよりも段違いに軽く、メッシュのアッパーがボールをつかみやすいので、技を
メイクしやすく、自分の足をサポートしてくれます。現在はアーカイブ ライトの販売はされておりませんが、
「365 NETFIT ライト」という形で、同じく軽量のアーカイブ ライト ソールを採用したシューズが販売されています。
◆自身が、影響を受けている海外のスニーカーデザイナー
Ronnie Fieg(KITH)
Alexander-John Design
(Custom Sneaker Designer mainly for PUMA)