NIKE TOKYONEON PACK
日本人はネオンカラーに目がない!というのは言い過ぎかも知れませんが… AIR MAX 95 イエローグラデの呪縛がある?スニーカーファンに限って言えば ネオンカラーはある種、特別な存在である事に違いはありません。
今回、登場した日本限定であるTOKYONEON PACKには
NIKE AIR MAX 90 NEON NIKE AIR MAX 98 NEON のスニーカー2モデルとそれにフックアップした
NIKE CITY NEON NSW HBR JKT WVN NIKE CITY NEON NSW TEE NIKE CITY NEON NSW PO HOODIE のアパレル3型がラインナップされています。
TOKYONEON PACKはスニーカー、アパレル共にネオンカラーが 最も映えるブラックをベースにしています。
ネオンイエロー、ネオングリーン、ネオンピンク、ネオンオレンジを それぞれのギミックに散りばめたAIR MAX 90とAIR MAX 98は これまでの同モデルとはイメージが異なりカッコいいという形容だけでなく、 女性からはカワイイと評価されそうな雰囲気が漂っています。
ナイキシティネオンHBRウーブンジャケットは ネオングリーンのスウッシュを胸元からアーム、 そして背中にかけて配した今人気のデザインを採用。 自由な動きをサポートするラグランスリーブの他に優れた機能を複数有しています。
ナイキシティネオンS/S Tシャツは胸元にワンポイントでNIKE AIRのロゴを。 背面にはAIR MAX 95のシュータンにデザインされている aimax(airmax)ロゴをそれぞれネオンカラーでプリントしています。
ナイキシティネオンプルオーバーフーディはフロント部分に スウッシュとaimax(airmax)ロゴを4段重ねにしたグラフィックがグラデーションで描かれています。 この4段重ねのaimax(airmax)ロゴはこれまでにも何度かTシャツなどに採用されており、 風車ロゴやゴツナイキと同じく時代に左右されないNIKEを代表するアイコンのひとつになりつつあります。
SNSを閲覧しているとTOKYONEON PACKの画像が公開された直後に 反応を示すユーザーが現れている事からも、 日本のスニーカーファンのネオンカラー好きが垣間見えます。
ただ、日本限定なのでTOKYONEONというコンセプトタイトルなのだとは思いますが、 NIKEはいつまでJAPAN=TOKYOだと思っているのでしょうか?
確かに東京は日本の中心であり、ファッションにおいても最先端の情報発信都市です。 ですが、SNSの普及により地方との距離が縮まり、 その特別感は以前ほど際立ったものではなくなりつつあるのが現代です。
かつて、NIKE JAPANにはTOKYO PROMOTIONという精鋭スタッフで構成され、 数々の功績を残したプロジェクトチームが存在しましたが、 それはまだインターネットが日常的に溶け込む前の黎明期の頃。
スマホで24時間いつでも世界と繋がっている現代社会において 国単位でさえ地域差がなくなっているのに、 いい加減TOKYOだけをフューチャーするのは些か芸がなさ過ぎやしないかい? と東京以外のエリアに住む者は考えるわけです。
決して東京を蔑ろに思っているわけではありません。 東京は今でも日本のトップである事に違いはありませんが、 常に新しい試みを実践し世に送り出すのがNIKEのNIKEたる所以にも関わらず、 ことそういう面では全くもって革新的ではないのが少しばかり残念です。
コンセプトタイトルがTOKYONEONではなく、 JAPANNEONとか NEONJAPANにした方が売れるんじゃないかな?
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