" adidas Originals NITE JOGGER "

社会人生活に少し疲れてきて、楽しかった学生時代を思い出しつつ、毎日電車に揺られて通勤。 会社の業務で行った銀行窓口で、学生時代に喧嘩別れしてしまったままずっと引きずりつつある彼女の名前が呼ばれて、 全てがフラッシュバックして、触っていたスマホ落としそうになった経験。
そんな経験ありませんか？ まぁ、ほぼほぼ99.9999999999999%同姓同名というオチがついて、こちらが勝手にがっかりするという話ですけど。。。

しかし、しかし！ しかしっ！！！ 世の中には、まさかまさかの、名前呼ばれて窓口に向かって歩いている女性が、その学生時代からますます 綺麗になったご本人そのものだったりと、偶然では収まりきれない運命的な何かがあったり。
というか、相変わらず本題前の前振りが長く、そして細かいシチュエーション。。。

で、今回の商品。 adidas NITE JOGGER
ナイトジョガー、この名前聞いて「エエェ！？」と2度聞きしたスニーカーフリークの方々多いのでは？ 思わず、中腰どころか、立ち上がってしまった方も多いのでは？ まさか2019年、平成から新しい元号へ変わろうとする時に、あの名前にもう1度出会うとは思ってもみなかった方多いと思います。
このモデルの場合、パッと見は同姓同名の他人に見え、わざわざナイトジョガーを名乗らなくてもと思う方もいらっしゃるかもしれません。 が、よく商品画像を見てください！ そのデザインやコンセプト、素材をしっかりチェックしていくと、ジワジワ伝わってくる 「もしや、これはあのナイトジョガーの現代版では」というグッとくる思い。 そう！これはまさしくナイトジョガー。 特徴的なヒールのデザイン、オリジナル同様リフレクターパーツを多用したアッパー。 言われてみれば納得の、これはナイトジョガー。 むしろナイトジョガー以外のネーミングの方が違和感感じるかも。。。 ヒールのトレフォイルマーク無しも、オリジナル同様嬉しいポイント。

そんなナイトジョガー。 コンセプトはオリジナルモデル同様、夕暮れ時の街を走るシティーランナーのためのモデルです。 そのため暗くなりかけの街で、シューズ本体やシューレースに多用されるリフレクターが反射することにより、 ドライバーや他ランナーに自分の存在をアピール。 ソールにはBOOSTフォームを採用して、現代のシティーランナー向けへと大幅にアップデート。 そして収納に便利な軽くて畳めるアッパーを採用することにより、365日世界中どこへでも連れて行き、走れる喜びを味わえます。

最新モデルなんですが、どことなくレトロな見た目はタウンユースのコーディネートにもグイグイ使えます。 リップストップ加工のナイロンが使われてたり、ビンテージモデルをイメージさせる 切りっぱなしのシュータンだったりと、かなり濃い仕上がりです。 いい方向へ違和感なくアップデートできていると思います。 オリジナルを知る世代、オリジナルを全く知らない世代、両世代に違和感なく受け入れていただけるモデルに仕上がっています。 もしかしたら自分含めて、鳴り物入りでデビューした1STカラー（黒オレンジ）よりも、こっち！って方多いのではないでしょうか？

安易な同姓同名ではなく、昔の彼女に数年ぶり（ナイトジョガーの場合43年ぶり！！！）に再会したら、 楽しかった思い出壊すどころか、あの時以上に綺麗になっていたって感じです！
ん〜スニーカーって本当に面白いですね！！！
ただ、商品の正式名、NITE JOGGER BOOSTで良かったんでは？とコソコソ考えたりしますけど。。。 オリジナルデザインを復刻した時に、区別つかないのでは？ どうするんだ？アデイダス。。。

TEXT：SHIGEYUKI “BINGO” MARUMOTO